新しい教室のあり方 2023年のシステム改定を語る

ワイズダンススクールが2023年から進化します スクール全般

この記事では休業期間を設けておこなった「2023年システム改定」がどのようなものかをお伝えします。

結構マニアックに書きますので、知り過ぎてしまうかも知れませんが(笑)、

・2022年までどうだったのか

・なぜ大掛かりな改定が必要になったのか

・2023年からどうなるのか

知りたい部分がすべて分かる記事となっていますので、Ysダンススクールのことを知っていただければ幸いです。

きっかけはコロナ禍での集客減少

コロナ禍に入った直後の2020年上半期。

当時はピースという先代教室を動かしていました。

生徒数は130名。

Ysは小規模ですが、先代教室は中規模でした。

つまり、同じようにレッスンをしていてもコロナ禍は人の集まり方が鈍く、以前よりも集客に苦労するようになりました。

物事が上手くいっている時は今やっていることが正しいと思えるものですが、

コロナ過では従来のやり方では上手くいかない状態に。

守りを固めるか、攻めに転ずるか。

2023年1-2月を休業し、大がかりなシステム改定に動いたのは「攻」に打って出る準備に入ったわけで、

新しい教室の在り方を考え実装することにしました。

どのように変化したか、2022年以前の設定と比較しながら一緒に見ていきましょう。

月5900円 低料金プランの登場

2023年4月から月謝制5900円(税込)のクラスが登場します。

1レッスン単価1475円にすっごいお得感があります。

低料金クラスは、レッスン時間を2種類にしたことで新設しました。

初心者向けに80分レッスンはかえって長すぎる場合もあり、60分にすることで料金も安く抑えることにしました。

経験者向けは従来通り80分レッスンを維持し、週1の習い事でもレベルアップできる環境づくりにこだわっていきます。

高校生・大学生・大人が最もおいしい

Ysダンススクールは世代同一料金です。

他校と明確に違う部分でもあるため、比較している方にとって重要項目です。

一般的なダンススクールは、対象の世代が上がるにつれレッスン料も上がります。

自分もこの仕事長いですが、世代同一料金の場所は少ないですね。

子供のクラスが月5900円はまぁまぁ見かけますが、

高校生・大学生・大人(社会人~主婦)が参加できるクラスで月5900円以下は見つかりませんでした。※民間

高校生・大学生・大人にとってはYsが1番安いダンススクールだと思います。

記事更新が1月、開講が4月なためどうなるかまだ分かりませんが、

柏クラスは混雑するんじゃないかなぁと予想しています。

システム改定で新しく誕生した非会員プランは利点が多いのですが、

混雑時が不利になるため柏スクールご利用であれば会員になっておいた方が良いかもしれません。

入会しない方が得!? 注目の非会員プラン

一般的なダンススクールは入会しないと利用させてもらえません。

1度体験し、入会するかどうか決める流れが世間的にも浸透しています。

Ysの場合、入会せず非会員のまま受講できるため、

会員・非会員でどちらが自分に合っているかを見極めましょう。

新体制を作った僕はこう思っています。

「自分なら非会員で十分だな」

新規利用者にとって会員になるか非会員のままいるかは重要ポイントなので、良し悪しを比較してみます。

会員プランのメリット・デメリット

★メリット

・混雑時でも席が確保される

・参観日など対象範囲が広がる

・滞納時も一定期間は受講が認められる

★デメリット

・入会書の提出や退会連絡がいる

・欠席が多いと費用面でソン

・連絡網の受信が義務付けられる

非会員プランのメリット・デメリット

★メリット

・最初も最後も手続き不要

・欠席時に費用ロスなし

・好きな内容だけ受講できる

★デメリット

・混雑時は受付停止をくらう

・レッスンを受けるのみ

・カスタマー非対応

触れておきたい「カスタマー非対応」

非会員のデメリットに書いたカスタマー非対応は、めずらしい設定です。

お問い合わせはこちら!!と、フォームをページ内に固定表示させているサイトもありますよね。

一般的には新規お問い合わせをしてもらいたいお店が多いので、へぇの声をいただくかもしれません。

Ysダンススクールが全クラス入会金無料にできたのは事務作業の軽量化にありまして、

非会員のカスタマー対応はなしになります。

いただきそうな声が、お問い合わせくらいさせて、だと思うのですが、

それと引き換えに入会金有料化となればどうでしょう?

それでもカスタマー対応が欲しいようなら検討しますが、ナシと引き換えに入会金無料になる方が良いと感じる人が大多数ではないでしょうか。

良質なレッスン環境を他所より安く提供するためには知恵と工夫が必要です。

大切なことは事前にメリット・デメリットを伝えて了承を得ることです。

カスタマー対応ありが良い場合、会員になればメール対応が付くためその要望は叶います。

非会員の場合、ご利用時インストラクターの業務時間内に直接質問します。

レッスン開始時間なのに質問を続けるような束縛は業務妨害となりますので控えていただき、

時間が足りず対応できないケースがあればまた次回続きの質問をしてください。

次項でも触れますが、非会員だと混雑時にデメリットを感じやすいため、

人気のあるクラスを選ぶ際は、会員になった方が良いと思います。

システム作った人はこっちを選ぶ

会員・非会員の設定は僕(ゆーすけ)が作ったのですが、自分なら最初から最後まで非会員のままだと思います。

理由は大人にとって参観日は必要ないからです。

Ysダンススクールは3ヵ月に1度、保護者さんがわが子の成長を確認できるよう参観日を設けています。

ほかにも撮影会といったスクール内の催しもありますが、こういったレッスン以外のあれこれは会員が対象です。

だけど、参観日や撮影会を利用しないのであれば、会員・非会員に差がありません。

唯一残るデメリットが混雑時ですが、混雑していないクラスを選べば解消できます。

料金プラン的に月3回までは非会員の方が得なので、

部活、仕事、人付き合いなどで毎週参加が確実ではないなら非会員を選んだ方がムダがないでしょう。

こういった理由からも僕だったら非会員で済みそうだなぁって。

だけど小学生がダンスを習う場合、お母さんはたまに子の様子を参観したいですよね。

それに小学生や中学生はライフスタイルが安定しているため欠席は少ない傾向にあります。

子供の受講者は会員プランが多くなるように思います。

メリット・デメリットをじっくり確認し、好きなプランを選びましょう。

教室の推奨はまずは非会員からスタートし、途中で会員になる必要を感じればそのとき入会する流れです。

最も利に適っている手順ですし、途中から変更可能なためお試し期間中は非会員で良いと思います。

非会員でいる欠点をきちんと理解していただけていれば、終始非会員も歓迎です。

こちらを気にかけることなく、みなさんが選びたい方を選んでくださいね☆

料金設定で決め手になるのが「月3回」

会員・非会員ではレッスン料金の納め方に違いがあります。

会員=月単位で支払う

非会員=1回単位で支払う

60分レッスンの場合、1回1900円・月4回5900円です。

さぁ、どっちが良いか、分析していきましょう。

月3~4回参加できるなら会員

会員は月単位でのお支払いです。

その月1回しか受講しなくても4回フル受講しても納める金額は同じ。

欠席しても費用が消化してしまいますが、休まず受講すればレッスン単価は1番安くなります。

たまに体調不良などで休むことはあるでしょうから、平均3~4回受講できそうなら会員になって月単位の決済が良いでしょう。

月1~2回の参加であれば非会員

非会員は1回ごとのお支払いです。

月単位だと5900円、1回単位だと1900円。

月2回以下の受講頻度であれば、迷わず都度払いです。

丁度ボーダーラインを踏むのが月3回なんですよね。どっちにするか迷う気持ちよく分かります。

1回単位だと1900×3=5700円で月単位よりも得ではあるのですが、

非会員のデメリットを考慮すると損得勘定が分かれてきます。

なので、月3回くらいだなぁという人の場合、

その平均3回の中でも2に近いか4に近いかで判断してください。

K-POPカバーダンスがサブメニュー化

2022年まで、K-POPカバー専門クラスがありました。

2023年からは初心者歓迎クラスのサブメニューとして年0-2ヵ月扱います。

Ysダンススクール|K-POPカバー特設ページ

システム改定に伴い、既存の利用者とは一旦解散をしまたご利用いただける方と再会する段取りを踏んだのですが、

理由の1つがカバー専門クラスを廃止して初心者歓迎クラスを新設することでした。

この展開に向かった背景は複雑なので、ここでは廃止に向かった経緯をインストラクターの立場から説明します。

なぜ専用クラスは廃止に向かったのか

結論から書くと、初心者と経験者が混在する環境になってしまい、その解決策が専門的には扱わない方向性だったからです。

Ysダンススクールのコンセプトは「ステップアップ」で、習い事を楽しむ上で必要不可欠な要素と考えています。

理想のレッスン環境を作るため、初心者と経験者それぞれの受講環境を用意することにこだわってきています。

しかし、下はカバー、上は非カバー(先生のつくる振り付け)の旧体制ではそれが上手くいかなくなりました。

初心者向けのレッスンが簡単に感じたところで昇級してもらうことを考えていたのですが、その流れがほとんど起こりませんでした。

一言でダンスといえど、いろいろな種類のダンスがありニーズも細分化されています。

カバーダンスだけを習いたい受講者と、一般的な(先生のダンスを学ぶ)受講者と、ニーズの違いを甘く捉えていました。

子供たちの中には先生の振り付けに全然興味ないって正直に話す子もいましたが、芸能人の魅力を借りている面もあるので快く了解していました。

見直しが必要になったのはそこではなく、やさしい設定で慣れてもらい余裕が出たら上の環境に移ってもらう流れが停滞したことでした。

習う前から自分で完コピは習い事!?

最初は自分でカバーするほどの力がなくても、

習っていく内に力を付け、アーティスト側から公開される練習動画(ダンプラ)をみて事前にマスターも可能となります。

インストラクターとして、それは上達の証であり素晴らしくも感じるのですが、

振り付け指導の前からそのパートを踊れる生徒と、そうでない生徒が同じ場にいることになりますよね。

ある種、初心者と経験者を同時に教える以上に進行がむずかしく感じました。

教える前から自力でカバー済みな時点で、習い事というより活動しに来ている感覚ですよね。

利用者がそこを気にしなければ良い話と思いきや、レッスンをする側は対応に苦慮する場面があります。

例えば、初心者向けとホームページで説明しているのに、いざ体験に行ったら上手い子たちに圧力を感じる新規の子。とか。

だからといって、上達した生徒たちを強制的に昇級させるのもよくありませんよね。

たらればですが、上と下で扱うダンスはもうちょい同系に寄せるべきでした。

僕はカバーも好きなのでアーティストのMVによく心ときめかせています。

K-POPの人気グループはミュージックビデオの仕上がりが良いので、音楽と映像で魅せてくれます。

特にダンスシーンはパフォーマンスを作るときの参考になるのでじっくりチェックしています。

魅せ方が上手いなって思ったシーンは、画面タップで10秒戻して何度か往復したり。良い刺激をもらっています。

だから先代から5年もの間カバー専門クラスを担当できて嬉しかったですが、オリジナルを大黒柱に勝負することにしました。

旧体制が上手くいかなかった部分を見直し、新体制では下も上も教室オリジナルのラインナップに整えられます。

集客力を含め、本当の力が試されることになります。

ハイプレッシャーですが、頑張りますので応援いただけるとうれしいです。

カバーは良いネタが出たときにやりたいので、初心者歓迎クラスに年0-2ヵ月頻度で盛り込むことにしました。

カバーだけ習いたい場合、非会員プランでその期間だけ受けにきて来てください。

ヒップホップレッスン始まる

前項「K-POPカバーのサブメニュー化」と関連する動きです。

2022年まではK-POPカバー専門クラスがありましたので、人気グループの新曲を完コピして生徒に教える準備がありました。

サブメニューになると今までより手が空くことになりますので、ヒップホップやストリート系のレッスンを再開することしました。

Ysダンススクール|ヒップホップ特設ページ

始まるというより、正式には「復活」です。

以前、ヒップホップやハウスダンスのクラスを作っていた時期がありました。

K-POP人気でやや押され気味ですが、ヒップホップダンスも楽しいです。

2023年から教えるのは「こなれ感のある最新のスタイル」になります。

こなれ感をどう説明するかですが、ラップミュージックも時代に沿って移り変わりがありまして、1980年代と2020年代で比較すればヒップホップも全然イメージが違ってきます。

自分の得意としているスタイルをレッスンで扱いたいので、今っぽい音楽と振りで、どちらかというと経験者のレベル設定で教えます。

ヒップホップは強化クラスという80分のレッスンで年0-3ヵ月やりますので、ヒップホップだけ習いたい場合も非会員プランが良いと思います。

大人の利用者が増えていく!?

ホームページに貼ってある画像や動画のイメージ通り、

2022年までは小学生~中学生が8割以上でした。

キッズダンス教室に名前変えた方がいいのか!?ってと思うくらい、K-POP専門クラスを作ってから小学生の初心者が多くなりました。

ですが2023年のシステム改定で社会人やママさん世代も入りやすくなります。

K-POPカバーダンスがサブメニュー化することで、それだけが目当てだった層は他校に移るでしょう。

人数がどの程度に及ぶかは分かりませんが、その層はほとんどが小学生~中学生です。

そして若年需要が見込まれるヒップホップをレッスンで扱うようになります。

さらに40代まで受講可能になる対象世代の拡大があります。

小学生~中学生だけで全体の80%以上を占めるという、ある種Ysダンススクールの特徴だった部分に変化が起こるかもしれません。

世代同一料金である点も踏まえると、大人の受講がない方がおかしな現象に思えてきます。

もしそうだとすれば、それだけ画像や動画が教室のイメージになっているのでしょう。

大人も子供と同じ料金で利用できるってめっちゃ得やん!!って思いますもん。

電車料金も、大人は倍します。

ディズニーランドみたいな場所だって、入場料は子供~学生~大人になるにつれて高めに設定されているものです。

それがYsダンススクールの場合一律のレッスン料なので、高校生・大学生・大人の利用率がじわり上がっていくのが自然です。

とはいえ、2022年末までは小学生最多。

パフォーマンス動画に登場してくる年代が最も多い状態からの変化なので、現場でそれを実感するのはもう少し後になってからかもしれません。

実際にところクラスによってもそういった比は異なるものなので、リアルな情報は現場に来て確認してください。

牛久のレッスンが平日へ

牛久は地下ホールの老朽化で活動場所にしなくなってから、理想のレッスン場を見つけられていません。

「休止しないよう頑張っている」状態で、エスカード4階のスタジオで集まっています。

長年、牛久は土曜日にクラスを設けていたのですが、できるだけ毎週レッスンをおこなうことを優先し、火曜日にクラスを再設置することにしました。

撮影会はあまりやらなくなる

ホームページ内に生徒の踊ってみた動画を貼っていますが、通常レッスンは別に「撮影会」をおこなって制作しています。

今まで頻繁に撮影会を企画しパフォーマンス動画を量産しましたが、その反動もあって2023年からはあまりやらなくなります。

撮影会は会員が対象なので非会員はエントリーできませんが、予定が決まった時点で会員になれば間に合います。

システム改定で起こる変化がもう1つ。演技の仕上がりによって一般公開と限定公開で分けることです。

今までは撮れば一般公開していましたが、2023年からは教室側が公開範囲を決めるようになります。

だからサービスベースの誰でも参加できる設定であれば、おそらくその撮影会の映像は出演者だけに公開されると思います。

わが子のダンス映像を残したい保護者さんには良いサービスですね。

教室が声掛けできる機会が激減するため、足りなかった場合は自分たちでアカウントを持ちましょう。

関連記事:K-POPダンスチームメンバー募集

関連記事:パフォーマンス撮影会(踊ってみた動画)の紹介

保護者さんの見学設定が少し変わった

2023年システム改定では保護者さんの見学設定が少し見直されました。

レッスンしてない時間帯であれば保護者さんは自由にスタジオ内に入れます。

レッスン中は初回と参観日が見学可能となります。

柏教室はスタジオがそこまで広くはないため、人数が多いクラスは参観日に工夫がいりそうです。

例えば保護者さんABの2グループに分かれてもらうとか、色々と状況に合わせた方法があります。

牛久教室はスタジオが広いため、インストラクターの許可が出れば初回と参観日以外でも可能になるケースはありそうです。

保護者さんの見学に関しては、スタジオの収容人数に合わせて設定しますが、基本的には初回参観日のみが可能と覚えていてください。

ホームページも随時更新し最新の情報が掲載されています。

牛久でアクセスしやすいエリアの情報ページをご覧の上、見学・体験にお越しください。

ゆーすけ